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飼育放棄された保護犬「Sunnyくん」と「Soraちゃん」を家族に迎えたママの体験談!

ブリーダー放棄のSunny君とペットショップ放棄のSoraちゃんを家族に迎えたママ

現在、多くの子犬がペットショップやインターネットで販売されていますが…。

その陰で、売れ残る犬たちも増えています。

ちなみにペットショップでは、生後6ヶ月を過ぎた犬たちが、売れ残りの対象になるそうです。

商品価値がなくなった犬たちは、どうなってしまうのでしょう?

残念ながらペットショップやブリーダーが最後まで面倒を見ることは、ほとんどありません。

繁殖業者や実験用の業者に引き取られたり、保健所に持ち込まれたりしているのが現実なのです。

しかし、そのような犬たちを家族に迎え入れようとする飼い主さんもいます。

今回は、プリーダーやペットショップから放棄された「Sunnyくん」と「Soraちゃん」を家族に迎えたママさんの体験談です。

ブリーダーの飼育放棄で保護された「Sunny(サニー)」君との出会い

今から4年前のことです。

小学生の娘が突然、「可哀想なワンちゃんと一緒にいたい!」と言い出しました。

どうやら、テレビで可哀想な保護犬たちの様子を見たようです。

友達から子犬の保護犬サイトがあると聞き、早速のぞいてみることにしました。

それは、かつてブリーダーをしていた方が運営しているサイトでした。

犬を売る側から保護する側にまわり、オークションでセリに落とされなかった行き場のない子犬たちを保護していたのです。

可哀想な保護犬の現実に、思わず「なんで!」と叫んでしまいました。

そこで見つけたのが「Sunny」です。

運命のようなものを感じたのかもしれません。

この子を引き取ろうと思いました。

保護犬団体にSunnyをお迎えに!

Sunnyをお迎えに行った日は、台風の翌日でした。

初めて会った瞬間、私の目をしっかり見つめながら尻尾をフリフリさせていました。

この子は、生後3ヶ月の段階で、体重が2.5キロもあったのです。

トイプードルとしては、大き過ぎる身体…。

人気のない犬は、流通に乗れず消えゆく運命です。

しかし、ブリーダーがこの子を放棄した理由を聞いて、呆れ果ててしまいました。

「弱視だったから」だそうです!(怒)

私はこの子に、「Sunny(サニー)」という名前を付けました。

理由は、3月2日生まれだったから(笑)

そして、「太陽のように天真爛漫に育って欲しい」という願いを名前に込めました。

生後4ヶ月で、わが家にやって来た翌日のことです。

Sunnyは、「パルボウイルス感染症」を発症しました。

2週間もの間、生死をさまよう闘病生活を経験し、奇跡的に完治することができました。

家族みんなで心配しましたが、危機的状況を乗り越え、今では11kgオーバーの大きなトイプードルになりました!

「犬のパルボウイルス感染症」とは?

「犬パルボウイルス感染症」は、生後1か月前後~6か月の子犬が多く発症する病気です。

母親からの移行抗体がなくなる時期の子犬で、感染のリスクが一番高まります。

症状としては、元気がなくなる、食欲不振、嘔吐、下痢などですが、重症化すると敗血症(はいけつしょう)による多臓器不全や亡くなることもあります。

ワクチン接種により予防できますが、子犬がたくさん集まるような場所で感染することがあります。

Sunnyくんは、この病気を克服し元気に育っています。

ペットショップ飼育放棄の「Sora(ソラ)ちゃん」を家族に!

もう一頭の愛犬「Sora(ソラ)」は、生後8ヶ月までペットショップにいました。

「落ち着きがない」という理由でペットショップから放棄され、保護犬になっていたのです。

ペットショップの環境が相当悪かったのでしょう。

わが家に来た時には、ガリガリの栄養失調のような状態でした。

3歳までに5回の手術!

「Sora」を家族に迎え入れた翌日のことです。

前足を骨折してしまいました。

劣悪な環境で育てられ、骨が弱っていたのかもしれません。

慌てて病院に連れて行く私…(汗)

すぐに手術を行いました。

その後も、色々とありまして…。

避妊手術も含めると5回の手術を頑張ってくれました。

Sora(ソラ)が乗り越えた手術

Soraは、これまでに5回の手術を乗り越えていますが、そのうち2つの手術についてお話ししたいと思います。

Soraが1歳のお誕生日を迎えた頃のことです。

後ろ足の違和感に気がつきました。

病院へ行くと、「レッグペルテス(大腿骨頭壊死)」とのこと…(涙)

壊死した部分(骨頭)を切除する手術をしました。

その1年後のことです。

骨頭切除をしたところから骨棘(こっきょく:骨の出っ張り)ができているのが分かりました。

そこで、骨棘を取るための手術(骨棘切除)をしました…(汗)

2022年6月現在。

最後の手術から、やっと1年が経ちました。

幼少期からたくさんのストレスを抱え育っているので、とてもビビリさんですが、愛情をいっぱい注いで、安心させてあげたいです!(笑)

二人の素敵な個性!

Sunnyは規格外の大きなトイプードルで、Soraは他の子より落ち着きがない!

しかし、それも個性豊かなので、これからも愛情いっぱいに育てたいです。

Sunny君、Soraちゃん、ママさん!

素敵な体験談を、ありがとうございました。

【写真・情報提供/Sunny君・Soraちゃんママ】

インスタグラム

http://instagram.com/erieri__k

  • この記事を書いた人

にこまる

《13歳トイプードルの女の子 にこまる》/水晶摘出•左目失明•右目視力無し/乳腺腫瘍摘出/遺伝性網膜萎縮•アトピー性皮膚炎/気管虚脱/パテラグレード2から1に!

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