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犬が血を吐く理由とは!
もしも愛犬が血を吐き出したら…。
命に関わるような病気にかかっているかも?
と不安になってしまいますよね。
確かに、犬が吐血をするときは、体内のどこかで出血している可能性がある、ということです。
重大な病気を抱えているケースもあるため、早急に病院へ連れて行きましょう。
今回は、そんな体調不良で思いがけない吐血をした「ノエ太郎くん」の体験談をご紹介します。
犬が吐血する原因
犬の吐血には、以下のような原因が考えられます。
- ストレス
- 誤飲
- 熱中症
- フィラリア
- 歯周病
- てんかん
- 呼吸器の異常
- 胃や腸などの消化器官の異常
- 中毒症
- 肺水腫
- 血小板減少症
- 肺がん•胃がん
- 尿毒症
- 胃潰瘍
原因は様々ですが、吐血しているということは、すでに何らかの異常があることを示しています。
重症化している可能性もあるため、一刻も早く受診する必要があります。
このような緊急時に備え、かかりつけの動物病院の休診日や夜間に診察してもらえる救急病院を見つけておくのは大切ですね。
ノエ太郎!突然の体調不良と吐血
わが家の愛犬「ノエ太郎」は、小さい頃から胃腸が弱く、時々嘔吐することがありました。
吐いた物の中に、若干血が混じることはありましたが、血を吐くということはそれまでありませんでした。
そんなノエ太郎の様子が「おかしい!」と気づいたのは、ノエ太郎が、トリミングサロンから帰宅した後でした。
2021年12月6日 〜不調1日目〜
それまで元気だったノエ太郎が、トリミングサロンから帰ってから様子がおかしくなっていたのです。
夕食を食べた後…徐々に元気がなくなっていくのが分かりました。
どことなく、いつもより疲れているようです。
ずっと寝たままの状態でした。
「どうしたの?」
と、声をかけても顔を上げようともしないノエ太郎…(汗)
内心…大丈夫かな?と少し心配になっていました。
12月7日 〜不調2日目〜
翌日は、朝から食欲が無く、元気もありませんでした。
「風邪を引いたのかな?」
と様子を見ることにしました。
ところが、昼過ぎになって突然血を吐いてしまったのです。
しかしこの時吐いた血は、少量でどちらかと言うと薄めの血でした。
以前から嘔吐した時に血が混ざる事がありましたが、いきなり血を吐くことは無かったので驚いてしまいました。
その後、すぐに病院へ連れて行きレントゲン・超音波(エコー)検査をしました。
獣医師の先生からは、
「はっきりした原因は分かりません」
と言われました。
検査では、特に異常は見られなかったのです。
そこでノエ太郎の胃腸が弱いことを伝えると、
「その影響もあるかもしれない…」
と漠然とした返事が返ってきました。
とりあえずその日は、点滴と注射をしてもらいましたが、具合はまだ悪そうです。
病院の缶詰ご飯を与えてみましたが、全く食べようとしないので、流動食を試してみたところ、少し食べてくれました。
「良かった〜」
ご飯を食べてくれたことにホッとしました。
病院から帰ってきたノエ太郎は、少し元気を取り戻しているようでした。
夜は、カリカリご飯をお湯に浸して与えてみました。
いつもの半分の量でしたが、食べることができました。
12月8日 〜不調3日目〜
朝の散歩に行ったものの…ノエ太郎は、柔らかいウンチを少しして、すぐに帰りたがりました。
「まだ調子が悪いのかなぁ?」
実はこの日、体調不良とは別の異常に気づきました。
ノエ太郎が、ずっと立ったままの姿勢でいるので、座らせようと体に触ると、
「キャン」
と痛そうな鳴き声をあげたのです。
座ろうとしないし、無理に座らせようとすると嫌がります。
「どうしたんだろう?」
と心配になりながら、前日予約をしていた病院に向かいました。
獣医師が首を触診しようとすると、ノエ太郎が痛そうに嫌がります。
どうやら首に痛みがあるようです。
「ヘルニアとかではなさそうですが…」
と言われて、皮下点滴と痛み止めの注射をしてもらいました。
そこで、2日分の薬をもらって様子を見ることになりました。
帰宅後のノエ太郎は、元気が戻っているようでした。
柔らかいご飯ですが、出したものを完食してくれました。
これには、嬉しくなりました。
12月10日 〜不調5日目〜
この頃には、食欲も戻ってきたようです。
食事は、カリカリのご飯をお湯でふやかして、通常の3分の2の量を食べられるまで回復していました。
首の痛みも、見た感じでは無くなっている様子でしたが、多少足を引きずるような仕草を見せていました。
心配です。
この日の診察では、「もう少しお薬を飲んだら終わりでいいです」と先生から言われました。
4日後に血液検査を予約し、回復に向かっていると思っていたのですが…(汗)
12月14日 〜不調8日目〜
病院で血液検査をする日です。
この2日間、朝ご飯を食べないノエ太郎…。
「本当は、まだ悪いのかも?」
という不安を抱えながら病院へ向かいました。
病院での血液検査では異常が見られないので、検査はこれで終わりとなりました。
一応、点滴注射をしてもらい、念の為のお薬だけを処方してもらい帰宅しました。
その後は、自宅で様子を見ることにしました。
その後のノエ太郎君の状態!
ノエ太郎の首の痛みは、痛み止めを服用することで、数日で回復することができました。
これには安心しました。
その後は、首を痛がることもなく過ごしています。
また、体調不良も数日で回復し、それ以来1度も血を吐くことはありません。
今回のノエ太郎の症状について…
今回のノエ太郎の症状で「もしかして?」と思う原因があります。
首の痛みは、洋服の着脱時に首を痛めた可能性もあるのかも?
と推測しています。
また、吐血などの体調不良は、トリミングの疲れや様々なストレスが原因なのかもしれません。
元々胃腸が弱いところに、トリミングのストレスが加わり、血を吐いてしまったのかもと考えます。
はっきりした原因が分からなかったので、あくまで推測ですが…
大事に至らず良かったです。
とにかく体調不良があった場合には、早めに動物病院の受診しましょう!
ノエ太郎!これからも一緒に楽しもうね!
ノエ太郎君、ママさん!
ありがとうございました。
【写真•情報提供/ノエ太郎君ママ】
https://www.instagram.com/mtgk3121