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愛犬の「老化」に気づいていますか?
皆さんは、どのくらいの年月を愛犬と過ごしてきましたか?
愛犬と一緒にテレビを観たり、お散歩をしたり…。
当たり前のように過ぎていく毎日の中で、愛犬は、人間以上のスピードで歳をとっています。
犬の平均寿命は、14〜15歳。
7歳を過ぎたあたりから、「老犬(シニア犬)」と呼ばれるようになります。
ちなみに犬(小型犬・中型犬)の7歳は、人間の44歳くらい。
しかも人間が、1つ歳をとるうちに、犬は4歳ずつ歳をとっていくのです。
犬の体の中では「老化」は、確実に進んでいくのですね…(汗)
愛犬と過ごすことのできる貴重な時間を少しでも健康に、幸せに過ごすためにも、愛犬の老化にしっかり備えておくことは大切です。
外見や体型から分かる老化サイン
「老化」そのものは病気ではありませんが、老化と共に体の不調や病気なども現れやすくなります。
大切なのは、愛犬の変化や老化のサインに早く気づくこと。
そのためにも、元気なうちから毎日のボディチェックやケアをするようにしましょう。
また愛犬の変化に合わせて、飼い主さんの意識やお世話の仕方も少しずつ変えていくといいでしょう。
足腰の衰えに気づいたら、適度な運動に取り組んでみる。
体型に変化が見られたら食事を変えてみるなど、年齢や変化に合わせた対応が必要になります。
飼い主さんのちょっとした気づかいで、愛犬は、元気で楽しい老犬生活を送ることができるのです。
ここでは、愛犬の外見や体型から分かる老化のサインについて見ていきましょう。
お尻が小さくなる
お尻の筋肉が落ちて、以前よりもお尻が小さくなっていたら老化のサインです。
真上から見た時、上半身に比べてお尻だけが小さく見えたら、お尻の筋肉が落ちてきたということです。
足腰が衰える前に、適度な運動で筋肉を維持することをおススメします。
体型が変わる(太る・痩せる)
いつもと同じ食事を与えているのに、愛犬が太ってきた、痩せてきたなど、体型や体重に変化が見られるようになったら老化によるものかもしれません。
体の基礎代謝が低下してくると、同じ食事でも太ってくることがあります。
また食べ物の消化機能が衰えてくることによって、痩せていくこともあります。
このようなサインが見られたら、犬の体内でも老化が進んでいるということです。
内臓機能や代謝が衰えることで、様々な病気につながることもあります。
定期的な健康診断などを行い、病気が出ても早期に発見できるようにしておくといいでしょう。
目が白く濁る
老化によって起こりやすいのが、目のトラブルです。
特に目の奥が白く濁る「白内障」などの症状は多いです。
早期に発見することができれば、目薬やサプリメントなどによって進行を遅らせることもあります。
一般的に、犬は、「視覚」→「聴覚」→「嗅覚」の順で衰えていく、と言われています。
白髪が出てくる
「老化」によって、犬の鼻や口、眉辺りに白髪が出てくることがあります。
ワンちゃんによっては、全身の毛が白髪になることも。
また毛のツヤがなくなり、パサついた状態になっていきます。
抜け毛が増える
老化によって、体内の新陳代謝が遅くなっていきます。
換毛期がある犬の場合、毛が生え替わるまでに時間がかかり、抜け毛の期間が長くなります。
そのため、飼い主さんにとっては抜けが増えたと感じることがあります。
イボができる
犬の顔や足先などに、イボができることがあります。
こちらも新陳代謝の活性化が遅くなっていることから起こります。
イボは、皮膚の老化がかなり進んでいるサインです。
フケが出る
老化と共に皮膚が水分や潤いを失うことで、乾燥しやすくなること、また甲状腺の機能が低下することでフケが出やすくなります。
まとめ
犬は、人間よりも早いスピードで「老化」をしていきます。
老化そのものは、病気ではありませんが、老化によって様々な病気なども現れやすくなるので、毎日のチェックが必要です。
大切なことは、年齢によって現れる「老化サイン」や体の変化を見逃さないこと。
愛犬が歳をとってきたな、と感じたら、毎日のチェックやケアに心がけましょう。