体験談

行動や反応の変化から分かる!犬の老化サイン

老化していくからこそ必要な運動

犬が歳をとると、散歩を嫌がったり、体力の衰えを感じるようになってきます。

そのような時、「あまり散歩や運動をしないようにしようかな」と考えてしまうことがありますが、それは逆効果です。

「愛犬が嫌がるから」

「無理をさせたくないから」

といって運動をやめてしまうと、体力はさらに衰え、血流が悪くなってしまいます。

そうすると筋肉が落ちてしまったり、普通に歩くなどの動作もうまくできなくなったりするかもしれません。

さらに筋力が衰えてしまうと、自分で立ち上がることもできなくなり、寝たきりになってしまうこともあるのです。

また、老犬になると、体の代謝や消化力が低下し、太りやすくなります。

このような時に、体重を減らそうと食事の量を減らしてしまうことがありますが、量を減らすだけでは、必要な栄養素が補えず、筋肉を落としてしまうことがあります。

脂肪を落とし、筋肉を維持するためにも適度な運動が必要なのです。

ただし、老犬に無理は禁物です。

老化のサインを読みとり、どの程度の運動が適切なのか?

犬の体力や筋力に合わせた運動を行うようにしましょう。

ここでは、行動や反応で分かる老化サインについて見ていきます。

後ろ足の歩幅が狭くなる

お散歩をしているとき、前足は普通の歩幅なのに、後ろ足の歩幅が狭くなっていたら注意してください。

腰や後ろ足に痛みを感じているかもしれません。

老化と共に、足腰や関節に痛みが出るのは人間も同じ。

プールやお風呂での筋トレなどが有効かもしれません。

運動や遊びを嫌がる

以前は夢中になっていたボール遊びなどに関心を示さなくなったり、運動を嫌がるようになったら体のどこかに不調があるのかもしれません。

また、遊びに対する好奇心やワクワク感を失ってしまうのも老化のサインです。何事にも無関心になってきたら、心の老化が進んでいるのかもしれません。

体力の衰え・息切れ

いつもは平気なお散歩に疲れてしまう、息が切れてしまうなどの状態が見られたら、体力が衰えている証拠です。

何もしていない時に呼吸が苦しそうな時は、循環器に異常や病気があるかもしれません。

病院で検査を受けることをオススメします。

壁や物にぶつかる

老化による視力の低下で、壁や物にぶつかることがあります。

視力が低下している時に、部屋の模様替えをしたり、トイレや水飲み場などの位置を変えてしまうと、愛犬が戸惑ってしまうかもしれません。

できるだけ愛犬の動線を変えないようにしてあげるといいでしょう。

また、ぶつかる頻度が高い場合、筋力の低下や脳神経に異常がある可能性もあります。

トイレを失敗する

老化によってトイレを失敗することが多くなることがあります。

以前と比べて1日のトイレの回数が多すぎたり、少なすぎたりしていないかチェックしてみましょう。

老化によって、おしっこが溜まった感覚が分からなくなったり、おしっこのコントロールがしにくくなったりすることもあります。

名前を呼んでも反応しない

聴力が衰えると、飼い主さんの声や周囲の音が聞き取りにくくなることがあります。

聞こえていても、好奇心が低下すると、物事に関心がなくなり反応しないこともあります。

どちらも老化によって起こる反応です。

触られるのを嫌がる

老化が進むと、性格が気難しくなり、飼い主さんであっても体に触られるのを嫌がるワンちゃんもいます。

触られると痛い場合も同様の反応をすることがあります。

あまり動かなくなる

体に痛みがあったり、関節や筋肉の曲げ伸ばしが不自由になってくると、あまり動かなくなることがあります。

また筋肉や関節が硬くなるため、立ったり、座ったりすることに時間がかかるようにもなります。

整体やマッサージなどで筋肉をゆるめたり、関節を動かして寝たきりにならないようにしましょう。

まとめ

老化が進むと、筋力や体力が衰えるなどの老化サインが現れます。

このようなサインを感じたら、運動や食事を見直し、愛犬が長く健康でいられるようなケアを心がけるようにしましょう。

特に犬にとって足腰は重要です。

関節や筋肉を痛めないようにするには、プールやお風呂など、水中で行える筋トレや、硬くなった筋肉や関節をほぐす整体などもあります。

愛犬との老犬ライフを楽しくするためにも、飼い主さんができる体のケア法などを学んでおくのもいいかもしれませんね。

  • この記事を書いた人

にこまる

《13歳トイプードルの女の子 にこまる》/水晶摘出•左目失明•右目視力無し/乳腺腫瘍摘出/遺伝性網膜萎縮•アトピー性皮膚炎/気管虚脱/パテラグレード2から1に!

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