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お散歩の後で、愛犬の足を毎回洗ってはいけない理由
愛犬とお散歩をして家に入るとき、「足が汚れているから」といって毎回足を洗っていませんか?
もし洗っていたとしたら、洗い方や回数などに注意が必要です。
なぜなら犬の皮膚はとても弱く、毎回足を洗ってしまうと足は傷つき、様々な皮膚トラブルに繋がる恐れがあるからです。
とはいえ家の中を汚したくないですし、愛犬の足も清潔に保ちたいですよね。
そこで、足を洗う時の注意点やお散歩後の足のケアなどについて解説していきます。
犬の皮膚に必要な油分がなくなり、肉球が乾燥してしまう
お散歩や外出の度に足を洗っていると、毎日2〜3回程度は愛犬の足を洗うことになります。
これは犬の皮膚にとって大きな負担になります。
愛犬を清潔に保つことは大切ですが、洗い過ぎてしまうと皮膚に必要な油分も取り去ってしまい、肉球を乾燥させてしまうのです。
乾燥してカサカサになると、かゆみやひび割れを起こします。
かゆみやひび割れが起こると、犬も傷口を舐めたり噛んだりして、症状を悪化させてしまうのです。
そのような状態を防ぐためにも、足の洗いすぎには注意しなければなりません。
水で洗った後は、肉球をしっかり乾燥させた後で保湿クリームなどを塗ってケアをするようにしましょう。
犬の足が皮膚炎を起こしてしまう
犬の足をシャンプーや水でこすり洗いをしてしまうと、足の甲や肉球を痛めてしまい、炎症が起こりやすくなります。
炎症を起こした場所を犬が舐めたり、噛んだりすると傷ができてしまうことが多く症状を悪化させてしまいます。
また、犬が舐めた場所はいつも濡れた状態になるので、雑菌も繁殖させることになります。
雑菌が傷口に入ると、足が腫れたり膿んだりして、さらに悪化してしまうので注意しましょう。
そのような状態になっても、お散歩の度に足を洗ってしまえば、さらに足を傷つけることになるので、愛犬の足はいつまで経っても治ることはありません。
このような場合は早めに病院に行き、治療することをオススメします。
お散歩後の足は、ウエットティッシュなどで軽く拭くだけ
お散歩に行く度に足を洗っていると、肉球の乾燥や皮膚炎など愛犬の足を痛めてしまうことを説明してきました。
では、どうすればよいのでしょう?
基本的に、お散歩後の足は、ウエットティッシュなどで拭くだけで良いといわれています。
足の裏は神経がたくさん通っているので、軽く拭き取る程度にしましょう。
水で足を洗うのは、月に1〜2回のシャンプー時に一緒に洗う程度で大丈夫です。
泥や砂などで汚れしまったら水でしっかり洗う
とはいえ、お散歩の途中で泥や砂で足が汚れてしまうことはありますよね。
このような時、足の指などに泥が砂を残したままにすると、足が傷ついてしまうことがあります。
汚れがひどい時は、水でしっかり洗い流しましょう。
洗った足は、タオルやドライヤーでしっかり乾かして、肉球クリームなどでケアをすることが大切です。
肉球クリームによるケア
愛犬の足を守るために、肉球クリームなどのケアは必要です。
ただし肉球クリームにも様々な種類があります。
ベタベタするクリームを使うと、犬が歩きまわる度に床がベタベタになるので、選ぶ際に注意してください。
また、愛犬がクリームを舐めてしまうことも多いです。舐めても大丈夫な安全性の高いものをオススメします。
まとめ
お散歩をする度に愛犬の足を洗ってしまうと、様々な皮膚トラブルを起こす可能性が高くなります。
そのため、普段のお散歩後は、ウエットティッシュなどで軽く拭くだけにしましょう。
足を洗うのは、月に1〜2回のシャンプーの時で大丈夫です。
それ以外に、どうしても足を洗わなければならない時は、洗った後でしっかり足を乾かし、安全性の高い肉球クリームなどでケアをしてあげましょう。
一度炎症を起こしてしまうと、犬が舐めたり噛んだりして治りが遅くなることがあります。
病院に行き、適切な治療を早めに行うことをオススメします。