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犬の散歩中に潜む危険!飼い主さんが注意すべき「グレーチング」とは?
「グレーチング」は、道路脇の側溝などにはまっている金属製の蓋のこと。
人間にとっては何でもない側溝の蓋ですが、犬にとっては大きなケガの原因になることもあるのです。
実際、グレーチングに足が落ちてしまい、骨折や脱臼をしてしまうワンちゃんは多いです。
飼い主としては、お散歩時に気をつけなければならない要注意箇所なのです!
ミックス犬のラッキー君も、そんな痛い経験を持つワンちゃん。
グレーチングに足が挟まってしまい、「前十字靭帯損傷」という大きなケガをしてしまいました。
今回は、そんなラッキー君の体験談です。
シニア犬は要注意!いつもは飛べたはずなのに…
2021年9月のことです。
お散歩中にその事故は起こりました。
道路を歩いていると、ラッキーの左後ろ足が「グレーチング」に挟まってしまったのです。
ラッキーの場合、いつもは「グレーチング」をジャンプして飛び越えていたのですが…。
13歳になり、ジャンプ力が落ちていたのかもしれません。
この時は、グレーチングを飛び越えることができず、足が穴の中に落ちてしまったのです。
ラッキー自身も「アレ?」って感じだったと思います。
私は、ラッキーを連れてすぐに病院へ行きました。
先生も言っていましたが、コレで足を痛めるワンちゃんが意外といるそうです。
ラッキーの場合、「前十字靭帯損傷」のため、1ヶ月間の安静とお散歩禁止…。
もし靭帯が断裂していたら、手術をしなければならなかったかもしれません。
犬が歩くために重要な、前十字靱帯(ぜんじゅうじじんたい)
「靭帯(じんたい)」とは、骨と骨をつなぐ結合組織の束のことをいいます。
スポーツ選手でも「靭帯を痛めた」という話をよく聞きますがここを痛めてしまうと、立つことや歩くことが困難になるのですね。
犬の前十字靭帯は、膝の中にあるのですが…
敏感な感覚神経を持つため、小さな損傷でも激烈な痛みが生じてしまいます。
そのため足を引きずったり、痛めた足を上げたまま3本足で歩くなど、普通に歩くことができなくなってしまいます。
靭帯が弱る高齢の犬は、日常生活にも注意が必要
犬は、加齢によって靱帯が少しずつ弱っていきます。
ラッキー君の場合は、グレーチングが原因で靭帯を痛めてしまいましたが、実は、家の中にも様々な危険が潜んでいるのです。
高齢犬の場合、階段やソファに飛び乗ることで靱帯を痛めたり、断裂を引き起こすこともあるからです。
いつもの習慣や行動が、ケガの原因になるかもしれない。
飼い主さんは、そのようなリスクを頭に入れておく必要があるのかもしれません。
手術をしないで回復したラッキー君!
前十字靭帯を損傷したラッキーは、痛めた足をなかなか下に付けられませんでした。相当な痛みがあったのだと思います。
痛めた足を上げたまま、3本足での生活がしばらく続きました。
3本足での生活は、体の他の部分に大きな負担をかけてしまいます。
それによって別のケガが発生することもあるのです。
見ていてとても心配でした。普通に歩けるようになったのは、事故から1ヶ月後のことです。
「手術の必要はない」とのことで、本当に安心しました。
皆さんも愛犬とグレーチングの近くをお散歩する時には、危険な箇所を避けたり、抱っこしてあげるなど、十分に気をつけていただきたいと思います。
皆さんも注意してください!ラッキー君とママさんの願い
今回は、13歳のオシャレなラッキー君の体験談でした。
「いつも飛び越えているから大丈夫だろう」
「このくらいならできるだろう」
という飼い主の油断が、
「思わぬケガに繋がるかもしれない」
という大切な教訓を教えてくれました。
ラッキー君、ママさん!
貴重な体験談をありがとうございました。
ラッキー君は、2歳のトイプードルあずきちゃんと一緒に暮らしています。
2人のペアルックはとても可愛いですよ♫
【ラッキー君・あずきちゃんInstagram】
https://www.instagram.com/luckyazuki
【情報・写真提供/ラッキー君のママさん】