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犬の散歩中に起こるケガ!前十字靭帯を損傷したラッキー君(13歳)の体験!

犬の散歩中に潜む危険!飼い主さんが注意すべき「グレーチング」とは?

「グレーチング」は、道路脇の側溝などにはまっている金属製の蓋のこと。

人間にとっては何でもない側溝の蓋ですが、犬にとっては大きなケガの原因になることもあるのです。

実際、グレーチングに足が落ちてしまい、骨折や脱臼をしてしまうワンちゃんは多いです。

飼い主としては、お散歩時に気をつけなければならない要注意箇所なのです!

ミックス犬のラッキー君も、そんな痛い経験を持つワンちゃん。

グレーチングに足が挟まってしまい、「前十字靭帯損傷」という大きなケガをしてしまいました。

今回は、そんなラッキー君の体験談です。

シニア犬は要注意!いつもは飛べたはずなのに…

20219月のことです。

お散歩中にその事故は起こりました。

道路を歩いていると、ラッキーの左後ろ足が「グレーチング」に挟まってしまったのです。

ラッキーの場合、いつもは「グレーチング」をジャンプして飛び越えていたのですが…。

13歳になり、ジャンプ力が落ちていたのかもしれません。

この時は、グレーチングを飛び越えることができず、足が穴の中に落ちてしまったのです。

ラッキー自身も「アレ?」って感じだったと思います。

私は、ラッキーを連れてすぐに病院へ行きました。

先生も言っていましたが、コレで足を痛めるワンちゃんが意外といるそうです。

ラッキーの場合、「前十字靭帯損傷」のため、1ヶ月間の安静とお散歩禁止…。

もし靭帯が断裂していたら、手術をしなければならなかったかもしれません。

犬が歩くために重要な、前十字靱帯(ぜんじゅうじじんたい)

「靭帯(じんたい)」とは、骨と骨をつなぐ結合組織の束のことをいいます。

スポーツ選手でも「靭帯を痛めた」という話をよく聞きますがここを痛めてしまうと、立つことや歩くことが困難になるのですね。

犬の前十字靭帯は、膝の中にあるのですが…

敏感な感覚神経を持つため、小さな損傷でも激烈な痛みが生じてしまいます。

そのため足を引きずったり、痛めた足を上げたまま3本足で歩くなど、普通に歩くことができなくなってしまいます。

靭帯が弱る高齢の犬は、日常生活にも注意が必要

犬は、加齢によって靱帯が少しずつ弱っていきます。

ラッキー君の場合は、グレーチングが原因で靭帯を痛めてしまいましたが、実は、家の中にも様々な危険が潜んでいるのです。

高齢犬の場合、階段やソファに飛び乗ることで靱帯を痛めたり、断裂を引き起こすこともあるからです。

いつもの習慣や行動が、ケガの原因になるかもしれない。

飼い主さんは、そのようなリスクを頭に入れておく必要があるのかもしれません。

手術をしないで回復したラッキー君!

前十字靭帯を損傷したラッキーは、痛めた足をなかなか下に付けられませんでした。相当な痛みがあったのだと思います。

痛めた足を上げたまま、3本足での生活がしばらく続きました。

3本足での生活は、体の他の部分に大きな負担をかけてしまいます。

それによって別のケガが発生することもあるのです。

見ていてとても心配でした。普通に歩けるようになったのは、事故から1ヶ月後のことです。

「手術の必要はない」とのことで、本当に安心しました。

皆さんも愛犬とグレーチングの近くをお散歩する時には、危険な箇所を避けたり、抱っこしてあげるなど、十分に気をつけていただきたいと思います。

皆さんも注意してください!ラッキー君とママさんの願い

今回は、13歳のオシャレなラッキー君の体験談でした。

「いつも飛び越えているから大丈夫だろう」

「このくらいならできるだろう」

という飼い主の油断が、

「思わぬケガに繋がるかもしれない」

という大切な教訓を教えてくれました。

ラッキー君、ママさん!

貴重な体験談をありがとうございました。

 

ラッキー君は、2歳のトイプードルあずきちゃんと一緒に暮らしています。

2人のペアルックはとても可愛いですよ♫

【ラッキー君・あずきちゃんInstagram】
https://www.instagram.com/luckyazuki

【情報・写真提供/ラッキー君のママさん】

  • この記事を書いた人

にこまる

《13歳トイプードルの女の子 にこまる》/水晶摘出•左目失明•右目視力無し/乳腺腫瘍摘出/遺伝性網膜萎縮•アトピー性皮膚炎/気管虚脱/パテラグレード2から1に!

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