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犬の乳腺腫瘍
犬の「乳腺腫瘍」とは、乳腺の組織の一部が腫瘍化して「しこり」ができる病気です。
人間でいうところの「乳ガン」にあたります。
「乳ガン」と言われるとすごく怖い印象がありますが…(汗)
実は、犬の乳腺腫瘍は良性の割合も高く(約50%)、早期に発見し切除することができれば、根治することが可能です。
ただし、しこり(腫瘍)が大きくなると悪性腫瘍になる可能性が高くなるため、しこり(腫瘍)が小さな段階で切除することが大事になってきます。
乳腺腫瘍は、犬の腫瘍の中では、皮膚腫瘍の次に多い腫瘍です。
そのため、日頃から胸の近くにしこりがないか、チェックする習慣をつけることが大切になります。
犬の避妊手術と乳腺腫瘍の関係
乳腺腫瘍は、避妊手術をしていない「雌犬」で多く発生しますが、初めての発情が起こる前に避妊手術をすることで、乳腺腫瘍の発生を少なくすることができます。
ちなみに避妊手術をしていない雌犬では、4頭に1頭の割合で乳腺腫瘍が発生しますが、初めての発情前に避妊手術をすれば、200頭に1頭にまで発生確率が下がったという調査結果もあるようです。
しこりが大きくなるに従って、悪性の割合も高くなるので、しこりに気づいた段階ですぐに病院に行くことをオススメします。
また乳腺腫瘍は、オス犬でも発症することがあります。
乳腺腫瘍の治療法
乳腺腫瘍は、一見しただけでは、良性と悪性の判断をすることができません。
そのため、一度腫瘍を切除し病理検査を行うことで、良性か悪性かを判断することになります。
小さい腫瘍ほど良性の可能性が高く、1cm 以下であれば、ほぼ根治することができるといわれています。
反対に、大きくなるほど(3cm以上)悪性の可能性が高くなります。
良性の腫瘍は、転移することはありませんが、悪性の場合、手術をしても再発したり、リンパ節や肺などに転移したりして愛犬の命を危険に晒します。
今回は、そんな乳腺腫瘍と診断された「めい」ちゃんの体験談をご紹介します。
乳腺腫瘍と診断された「めい」ちゃんの体験談
2021年7月、「めいちゃん」が9歳の頃のお話しです。
私は、日頃から「めいちゃん」の体をチェックすることを心がけているのですが…。
ある日、左右の胸に「しこり」を見つけたのです。
あの時は本当にビックリしました…(汗)
日頃から体をチェックしていたお陰で早期発見ができました!
病院での検査の結果は、左右の胸に「乳腺腫瘍」が見られた為、乳腺腫瘍の全摘出と、避妊手術をお願いしました。
また、「めいちゃん」の体力を考え、手術までの約1か月間は、漢方薬を飲んで体調を万全にしてから手術をおこないました。
「乳腺腫瘍」手術は、1度の手術で左右の4個以上ある腫瘍を全て摘出しました。
通常は、片側づつ2回に分けて取るところもあるようですが…。
先生が「体に負担をかけさせないようにしましょう」と配慮して、1度の手術で全摘出してくれました。
切り取った腫瘍は、病理組織検査に!
病理検査の結果は、良性の腫瘍でした。
腫瘍部分は全て摘出され、転移もありませんでした。
術後の経過も順調で安心していました。
10月 手術から3ヶ月後
ところが…(汗)
術後も元気に過ごしていた「めいちゃん」に、また腫瘍が出来てしまいました。
すぐに病院へ連れて行きましたが、経過観察に!
「本当に大丈夫かな?」と、どこかモヤモヤしながら様子を見ることになりました。
11月 腫瘍発覚から1ヶ月後
まさかの!腫瘍が急に腫れて出血…(涙)
慌てて病院へ連れて行くと…
「何かしらの炎症が起きているのかも?」との診断でした。
どこかで不安を抱えたまま、薬を出してもらって家に帰りました。
その後は、腫れは落ち着いてましたが、通院を続けながら様子をみることになりました。
病院の先生からは、「食事を変えたのが原因かも?」と言われ、考えてみると…フード変えた時期に腫れていました。
「フードが原因なのかなぁ?」と、元のフードに戻してみたり、様子を見ることにしました。
それ以来、1度も腫瘍が腫れることは無く、元気に日常を過ごせています。
2022年10月
手術してから1年経ちますが、今は腫瘍の腫れも無くなっています。
しかも、腫瘍は以前より小さくなっていて、ほとんど目立たない状態に!
「ええっ!すごい!」
これには本当に嬉しくなりました。
結局、あの時腫れていた原因はよく分からないのですが…。
先生からは、「手術で使用した糸にアレルギー反応が起こったのかも?」と言われました。
改めて去年の記録を見てみると、「あの時は必死だったな〜」と、今は穏やかに暮らせているのが有り難く思います。
また、術後の傷も全くわからないくらい綺麗です。
しかし、今も定期的に「腫瘍」の経過を観察しています。
めいちゃんママさんが「乳腺腫瘍」から学んだこと!
「めいちゃん」の乳腺腫瘍の経験から、健康に長生きして欲しいと思うようになりました。
そして、今までの健康管理を見直したんです。
最初に、自然治療力をあげる為に、アニマルハーブボールを習い、認定プラクティショナー取得しました。
さらに、オンラインサロンでのペット薬膳など、いろいろ勉強中です。
最近では、漢方薬を試していて、飲み始めてから下痢や食欲不振も改善されてます。
めいちゃん!これからもママがしっかり健康サポートするからね!
めいちゃん、ママさん!
ありがとうございました。
【写真•情報提供/めいちゃんママ】
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