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犬を落ち着かせるのに絶大な効果を発揮する「おすわり」
犬が興奮したとき、落ち着かせたいとき、とても効果があるのが「おすわり」です。
犬は、床や地面にお尻をつけることで、落ち着きやすくなる性質があるんです。
たとえば、散歩中に他の犬や人に飛びつきそうなとき、「おすわり」をマスターしていれば、犬や人も危険を避けることができますよね。
また、車道に飛び出しそうなとき、病院やカフェなどで興奮しているときなども、「おすわり」ができていれば、落ち着いて行動することができます。
愛犬と飼い主さんが、安心して過ごすために「おすわり」は欠かせないしつけなのです。
ただ、「家ではできるけど、外出先では言うことを聞いてくれない」という犬もいますよね。
それは、おすわりレベルがまだ低いのかもしれません。
外出先など様々な場面でも「おすわり」のトレーニングをしてみましょう。
「おすわり」ができたら、ご褒美をあげ、褒めることでレベルが上がっていきます。
そこで今回は、「おすわり」を身につけるやり方やポイントを解説していきます。
「おすわり」をマスターする３つのポイント
犬にとって「おすわり」の動作は自然な動きなため、誰でも簡単にしつけができます。
ただし、「おすわり」の言葉を理解し、どのような場面でも飼い主さんの指示に従って座れるようになるまでには、ある程度のトレーニングが必要となります。
そのため、ここでは「おすわり」をマスターするための3つのポイントをご紹介します。
飼い主さんにとっても、「おすわり」を覚えさせることで、他のしつけの練習にもなりますね。
１. ご褒美と手の動きで「おすわり」を教える
犬のしつけで最も大切なのは、ご褒美と飼い主さんに褒められることです。
簡単な「おすわり」でも、ご褒美の「オヤツ」は重要です。
「おすわり」のできない犬に、いきなり「おすわり」と声をかけても、犬には何のことか分からないからです。
まずは、ご褒美のオヤツを手のひらに乗せ、軽く握ってみましょう。
- オヤツを握った手を犬の鼻先に差し出し、ニオイを嗅がせ、犬の注意をひきます。
- その手を少し上にあげると、犬の頭が上がりお尻が下がるので、自然と「おすわり」の体勢になります。
- 床にお尻がついたら「おすわり」と声をかけてあげてください。
- 「おすわり」ができたら、手の中のご褒美をあげ、いっぱい褒めてあげましょう。
こうすることで犬は、「おすわりをすると良いことがある」と思うようになります。
2. 犬のお尻は押さない
飼い主さんが、犬のお尻を押して「おすわり」の姿勢をとらせるのはNGです。
大切なのは、犬が自分からお尻をつけるようになること。
他のしつけでもそうですが、無理にやらせてはいけません。
ただし、オヤツを持った手に飛びついてきたり、立ち上がったりする犬もいます。
このような時は、こちらから鼻先にオヤツを近づけ、その手を犬側に押してみましょう。
この時、犬が自然と座るように犬を押すのがコツです。
お尻を下げて座ったら、「おすわり」と声をかけ、ご褒美のオヤツをあげてください。
3. 「おすわり」のかけ声と「ご褒美」のタイミングに注意
「おすわり」と声をかけるのは、犬がお尻をつけた直後です。
確実に座れたらご褒美のオヤツをあげ、いっぱい褒めてあげましょう。
こうすることで、「おすわり」と言われたら座ればいいんだ。
「おすわり」をすると良いことがある、と理解していきます。
また、様々な場面でトレーニングを行うことも大切です。
外出先などで興奮度が高い時でも、ちゃんと「おすわり」ができたら、ご褒美をあげて、いっぱい褒めてあげましょう！
そうすることで愛犬の「おすわり」レベルが上がっていきますが、できなくても叱らず、焦らず取り組んでいきましょう。
犬のしつけは褒めて伸ばすが基本です！
まとめ
しつけの中で最も基本的な「おすわり」について見てきました。
犬を落ち着かせるのに効果を発揮するのが「おすわり」です。
簡単なしつけですが、とても大切なことなので、「うちの子はまだ身についていない」というご家庭では、早めにマスターするといいでしょう。
また一応はできていても、興奮の度合いによっては言うことを聞かなくなることもあります。
そのような時ほど、トレーニングのチャンスです！
様々な状況下でも「おすわり」ができるように、ご褒美を使ってしつけのレベルをあげていきましょう！
飼い主さんにとっても犬のしつけ方を学ぶチャンスとなります。
